R.L. Howser
単語よりも背景知識の本です。
私が書店で手にしたとき、カバーにある絵から、
ある種の記憶術、あるいはそれに近い特異な手法で単語を覚えさせるのかと思いましたが、実際はそれほどの物ではなく、ちょっと残念でした。
1ページにつき単語は2個。レベルは高くはありません。
単語と同時に、派生語・同義語が載っています。
形は似ているが異なる単語など使用上の注意を要するものには、(注)として説明を加えています。
ページの1/4〜1/3を絵が占めています。この絵は至って普通。
残念ながらカバーにあるようなインパクトのある絵ではありません。
次に「Savvy Sample」として、見出しに挙げた単語を用いた例文と、
語句注や構文。
ここまではごく普通の教材なんですが、私が使えると思った部分はページの最後にある「Tutor's Tip」です。
このTutor's Tipで、例文に関した背景知識を説明してくれていることです。
というよりも、TOEFLに必要な背景知識を一通り収録するために
語句と例文を載せたと言ったほうが正しいかもしれません。
その説明文で出てくる語で、英語として知っておくべきものには英単語もあてられています。
語彙としては難しいものも殆どないため、TOEFLの対策として多くの量を読んできた方や教養のある方にはあまり必要ないかもしれませんが、
これまでTOEFLに触れることのなかった人で、必要なテーマを効率よく理解して知っておきたい人にはとても有益な本だと思います。
単なる単語帳ではない
受験じゃないんだから、単語なんて覚える気がしない。けれども、本書は幾つかの単語を、使われるシーンおよびその背景も含めて簡潔に説明されているので、単なる単語帳ではありません。
すると、単なる単語という知識に留まらず周辺知識も含んだ「情報」になり、学ぶ価値が一気に向上します。
実際使ってみると、適度な情報量に理解が進みます。単なる単語帳では物足りない人にお勧めの本です。
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